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2007年11月のアーカイブ
皆さん。こんにちは。実に1年以上ぶりの更新です。
久しぶりに電子工作チックなネタでも書きますか。
昨年から Logicool の 12ボタン ワイヤレスレーザーマウス MX610 を愛用してます。
PC に TVキャプチャカードを刺して、寝ながらテレビを見てる自分にとっては、
音量調整やチャンネルの変更がワイヤレスで出来るのこのマウスを非常に気に入ってます。
だが、こいつ、意外と曲者で、いろいろと問題があるようです。
自分のとこでは、チャタリング(機械屋さんは バウンス っていうんでしょうか)が
頻発するようになりました。左ボタンのシングルクリックしたつもりが、
ダブルクリックになってしまうんです。
これ、結構イラっときます。
ネットでもかなりの人が苦労している模様。修理に出せば、新品と交換してくれるらしいが
再発率も高そう。というわけで、今回は自力修理に挑戦。参考にしたサイトは下記。
「北東角地! 遂にMX−610のチャタリングに終止符を打てた!」
ここののサイトでは、MX-610 のマイクロスイッチを交換したり、
機械的にボディにボンドを塗って修理したりといろいろ工夫されています。
が、回路屋さんの自分としては、回路の修正でどうにかしたい。
というわけで、とりあえず分解。
分解については、上記サイトに詳しく載っており、裏面のシールを4箇所外して、
ネジを取れば簡単に取れました。
とりあえず回路を拝見。
さすがに電波式だけあっていろいろ詰め込まれてます。
D-FF IC。RF関係の回路。アンテナパターンも見えます。
コントローラは ATMEL の AVRマイコン MEGA168 です。
んで、修理ですが、チャタリングをハードウェアで除去するために
スイッチの入力部にローパスフィルターとしてコンデンサを半田付けして
みました。機械式のスイッチなら、ハード的にも、ソフト的にもた
チャタリング対策するのが普通なんでしょうが、このマウス、
どうもそこの設計が甘いようで。
コンデンサ容量は適当に 0.1uF で。まじめに時定数計算して、パターンカット
して抵抗とコンデンサをくっつけても良かったんですが、面倒なので。
んで、修理結果ですが、
劇的に変わりました
今のところ、チャタリングはなさげです。
これで快適 MX-610 生活復活で。
修理費用:5円くらい?バラで買っても20円?
修理時間:いろいろ観察しながら1時間。
分解すれば、メーカー保障は一切効かなくなります。
当方責任を持ちませんのであしからず。
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