CGMS-A 信号(コピーワンス信号)を観察
2005年4月から BS-Hi や 地上デジタルの放送がコピーワンス化されました。コンテンツがデジタル化しているので、不正コピーを防ぐための手段という意味では納得です。しかしながら私的バックアップも容易に出来ないのはいかがなものだろうか。
コピーワンスの番組をHDD+DVDレコーダに記録しても、HDD→DVDへはコピーは不可能でムーブしか出来ない。しかも一旦DVDにムーブした信号は、HDDに戻すことが出来ない。じゃぁパソコンに取り込んで…というのも無理。CPRM と呼ばれる DVDメディアごとに固有の番号がついており、それで暗号化してDVDに記録されているので、そのメディアでしか読むことが出来ない。
それじゃぁ、多少の信号劣化は覚悟してでも、一旦VHSでアナログ録画して、再びデジタル録画すれば…と思うかもしれないが、これも無理。なぜなら、コピーワンスの信号はアナログ信号にのっているのだ。_| ̄|○
テレビの信号には画面に映らないフレームが少しあり、そこに数ビットの CGMS-A と呼ばれるデジタル信号が付加され、デジタル録画機器やその信号を読み取って、コピーワンスの映像かどうかを判断しているというわけ。
というわけで、オシロで CGMS-A のいろいろな波形を見てみました。(これを公開することに違法性はないよね?)
(TOSHIBA の XS-35 で出力した信号)
↑1回だけ録画可能(放送信号)
↑録画不可(HDDに記録された信号)
↑録画可(地上アナログ波)
一度デジタル化すると、地上波でもコピーワンスの信号がのるんですね。
さて、次なる課題はこの信号をどうやって操作するか(笑)
LM1881,NJM2246 あたりと、PIC か デジタルIC かでちょこちょこってやれば出来そうですな。
ただし、コピーガードキャンセラーという名目で販売したり譲渡したりすると、完全に違法なのでご注意。
世の中には、同等の機能を持ったものを名前を変えて堂々と販売されてますがね…。
このエントリーのトラックバックURL:
http://mono-zukuri.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/272
Calendar
Categories
Monthly Archives
Search