ラジコン(REALDRIVE)分解・解析
先日買った1/20スケールのトイラジコン REALDRIVE を分解してみました。それにしてもこのラジコンはよく出来てますね。ステッカーまでリアルに貼ってあります。TRD のステッカーが熱い!
とりあえず REALDRIVE の仕様をおさらい。
同じ周波数で3台まで同時走行可能。40MHz仕様もあるため、合計6台の並行走行が可能。
●本体(受信機)を分解
基板は紙エポっぽい感じです。部品のハンダ付けはいかにも中国産か台湾産のような雑なハンダ付けでした。
写真向かって右側が受信回路、左側がモータドライバ回路ですね。奥にあるのがおそらくマイコンのようですがノンパッケージタイプで、型番もないのでどういうものかは不明です。基板の上の方はシルク印刷のみで実装されていない部分があります。他機種との兼用基板なのでしょうか。
受信部分はおそらくヘテロダイン方式か何かでしょう。モータドライバ部分は10個のトランジスタで構成されています。トランジスタの型番は、2SC2328A×2,2SA928A×2,2SC2458×2,2SA952,型番不明x3。
もしかするとこの回路かな?
そして気になる前輪側ですが、なんとDCモータ1個でした。このクラスのラジコンなら当たり前なのかもしれませんけどね。コントローラを左右に倒すと、左!右!といっぱいにハンドルを切ってくれます(笑)。弱めのバネでタイヤが中心に戻るようになっているので、走りながらだといい感じに直進に戻るようになっています。よく出来てますね。
●コントローラ(送信機)を分解
送信側の回路はよくわかりませんが(解析した結果AM変調と判明)なにやらトランジスタが4個ほどあります。クリスタルは 27.145MHz でした。 コントロール部分は、おそらくバネつきの可変抵抗でしょう。送信側にもマイコンらしきICがあります。HA4300C と書いてあり、一瞬日立(ルネサス)製かと思いましたが、こんな型番はありませんね。やはり海外製でしょう。
●送信信号解析
送信機から送信されている信号をオシロスコープで観測してみました。ちゃんと27MHzの信号が出力されていました(あたり前か)。変調方式はAM(Amplitude Modulation)変調&PCM(Pulse Code Modulation)変調でした。つまり「27MHzの信号が出ている時間の長さ」が長いのと短いので1と0に対応しているわけです。一通りいろいろな信号解析をしてみましたが、これについてはいっぱい書きたいことがあるのでまた次回。
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