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LastUpdate:2005.02.23

LCDグラフィック・ディスプレイモジュール(122x32ドット)

まだ完成してませんが途中まで公開

■ 概要

2004年頃から秋月電子で発売され始めたLCDグラフィック・ディスプレイモジュール(122x32ドット)バックライト付 [SG12232C](SUNLIKE製)はPICやH8などのマイコンを使ってグラフィック表示が出来るLCDです。グラフィック表示なので ひらがなやカタカナはもちろん漢字やグラフ表示など、使い方により可能性は無限に広がります。(ただしフォントは内蔵されていないので マイコン側でフォントを用意する必要があります)

■ 特徴

LCDグラフィック・ディスプレイモジュール(122x32ドット)バックライト付 [SG12232C]  秋月価格:1500円
  • SUNLIKE製
  • 解像度:122(W)×32(H)ドット
  • 液晶サイズ:60.5mm(W)×18.5mm(H)
  • 電源:5V
  • コネクタ:20ピン(10×2)
  • 制御IC:EPSON S1D1520×2
  • 制御方法:68系インターフェースまたはZ80インターフェース
  • バス幅:8ビット(SC1602やSC2004のような4ビット制御モードはなし)
  • キャラクタ(フォント):なし
  • 液晶駆動クロック:2KHz(1KHz〜3KHz) ※制御信号・データ信号とは無関係

ピンアサイン表
番号名称
1VSSGND
2VDD電源+
3V0コントラスト(10KΩボリューム)
4A0LOW:CPUからのDB0〜7が制御コマンド
HIGH:CPUからのDB0〜7が表示データ
5CS1LOWで左半分用チップセレクト
6CS2LOWで右半分用チップセレクト
7CL液晶駆動クロック入力 2KHz(信号と同期の必要はない)
8E68系 H→L で DB0〜7 がリード又はライト
RDZ80系 L期間 液晶の DB0〜7 が出力状態になる。
9R/W68系 ライトリード制御信号 H:リード L:ライト
WRZ80系 L→H で液晶に DB0〜7 が書き込まれる。
10DB0データ信号 D0(制御コマンド信号)
11DB1データ信号 D1(制御コマンド信号)
12DB2データ信号 D2(制御コマンド信号)
13DB3データ信号 D3(制御コマンド信号)
14DB4データ信号 D4(制御コマンド信号)
15DB5データ信号 D5(制御コマンド信号)
16DB6データ信号 D6(制御コマンド信号)
17DB7データ信号 D7(制御コマンド信号)
18RESL→H で 68系インタフェース
H→L で Z80系インタフェース
19ALEDアノード(10〜100Ω程度の抵抗で5Vに接続)
20KLEDカソード(VSSに接続)

■ LCD制御方法

●液晶駆動クロック 2KHz の発振

このLCDを動作させるためにはCL(7ピン)に2KHz(1KHz〜3KHz)のクロック信号を入力する必要があります。これは内部でLCDを駆動するために必要なのですが マイコンからの制御信号やデータ信号と同期しているわけではないので、適当な発振回路で発振させればOKです。 マイコンから擬似的に発振信号を作ることも可能だと思いますが、タイミングを合わせる必要もないので、素直に タイマーIC 555を使うのがシンプルかつ確実な方法でしょう。

回路図準備中

●制御ICと液晶の関係

制御ICは2個あり、それぞれ左右 61(W)×32(H)ドット の表示に対応しています。それぞれ CS1(5ピン) と CS2(6ピン) を LOW にすることによって 左右の制御ICを選択することができます。他の制御信号、及びデータ信号は共通です。つまり両方ともLOW にして信号を送ると、 左右2画面が全く同じに表示されます。

制御ICには 80×32ドットのメモリ領域がありますが、実際には 61×32ドット しか表示エリアがないので、 後半の 19×32ドットは表示されません。

それぞれの制御ICは縦に4分割されており、61×8ドットで1ページとなり、ページアドレス(D1,D2)によって選択されます。横のアドレスは カラムアドレスと呼び、SEG00〜SEG79(表示は SEG00〜SEG60)までの範囲があります。縦8ドットがデータ8ビットに対応し、1回のアクセスで 8ビットずつ書き込みます。WRITE後、READ後はカラムアドレスは自動的にインクリメントされ、カラムアドレスが SEG80番地に達したらインクリメントを 停止します。実際には SEG61番地以降は表示されないので、カラムアドレスをゼロクリアするなど、なんらかの処理をする必要があります。

リードモデファイライト:データの読み出しコマンドではカラムアドレスをインクリメントせず、書き込み時のみにインクリメントする機能です。 この機能を用いると、一定領域の書き換えが便利になる場合があります。エンドコマンドで、リードモデファイライト入力時点のカラムアドレスに 戻ります。

スタートライン(表示開始ライン):制御IC上のラインアドレスと実際のLCDでの表示位置との対応関係がスタートラインです。デフォルトでは液晶の一番上の行がラインアドレス0(ページ0の0ビット目)と設定されますが これを例えば16とすることにより、全体が上半分が16ドット下にずれ、下半分が上半分に表示されます。スタートラインを変えれば、縦方向のスクロールが簡単に可能となります。

図準備中

●イニシャライズ(初期設定)

このグラフィック液晶モジュールは、LCDキャラクタディスプレイモジュール(SC1602) と違い、複雑なイニシャライズは不要です。RES(18ピン)で68系かZ80系かを選択すれば、すぐに表示可能です。

●MPUインタフェース(68系とZ80系)

執筆中

●PIC16F877(16F876)で制御

執筆中

●フォントの格納

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